先日、アフリカ大陸内の出張中に、TSAのロックを解錠されてしまいました。
TSAロックの構造は、先ず自分で任意に決められる3桁のナンバーロックがあって、その隣にTSA職員がマスターキーを使ってロックを解錠するための鍵穴がありますが、その鍵穴の向きが通常とは異なる向きになっていて、ナンバーロックを何番に合わせてもロックがかからない状態になっていました。誰かがどこかでいつの間にか、私のスーツケースを開けようとしていたということです。
詳しくは書きませんが、空港内でどうにか解錠されていた鍵を施錠してもらうことができました。私は生まれて一度もアメリカには行っていませんし、経由もしていないので、解錠も施錠もTSA職員以外によってされたことになります。その後、ネットで調べてみたところ、TSAのマスターキーはアマゾンなどのオンライン・ショッピング・サイトで普通に販売されていることが分かりました。
何年も前ですが、何度かソフト・タイプのスーツケースから中身を抜かれたことがあり、その後ハード・タイプのスーツケースに変えて、その後スーツケースを荒らされることはありませんでした。今回は未遂に終わりましたが、今後もこのような被害に遭わないか心配になってしまう出来事でした。

* 解錠され、また施錠されたTSAロック。現在、水平向きになっている鍵穴が垂直の方向になっていて、どんな番号を入れてもロックがかからなかった。

* こちらは開け損なったもう片方のロック。少し鍵穴の位置が時計回りにずれていて、こじ開けようとした形跡がある。




























