ムブロ湖国立公園 周辺の村と小学校を訪問

今日はムブロ湖国立公園での活動の最終回。しかし、国立公園の外、国立公園に隣接する村に行きました。国立公園の中だけでなく、地元の人たちの生活も見てみたいという方向けの活動です。訪れたのは、国立公園近隣の牛飼いの家と小学校です。


アンコレ牛。角が大きいのが特徴です。また、多くの牛を飼っていることは社会的な地位として考えられています。


こちらは乳搾りの様子。

乳製品の作り方や、アンコレ族の文化について説明してくれる。



こちらは小学校。二学年が一つのクラスを使っています。


アフリカ大陸にある湖に関しての地図。アフリカの地理はそれなりに知っていると思っていたのですが、知らないものがたくさんありました。やはり、大地溝帯沿いに集中していますね。

ムブロ湖国立公園の活動 ネーチャー・ウォーク

今日はムブロ湖国立公園でのネーチャー・ウォークを紹介します。ウガンダでのネーチャー・ウォークの殆どは森の中を歩くものですが、ムブロ湖国立公園では草原の中を歩きます。草原の中を歩くというのは、本来とても危ないことなのですが、この国立公園は肉食獣がとても少ないため、サバンナの中を歩くことができます。

先ずは、通常のゲーム・ドライブ同様に草原の中を車で移動します。そして、野生動物が多い場所まで来たら、車から下りて徒歩で動物に近付きます。銃を持った公園専属のレンジャーが同行してくれて、またいろいろな解説をしてくれます。



徒歩でキリンを見たいという人が私以外にもたくさんいました。


水を飲むキリン。
和名:ウガンダキリン(ロスチャイルドキリン)英名:Rothschild’s giraffe学名:Giraffa camelopardalis rothschildi Lydekker



キリンの後を追って、草原の中を歩きます。


キリンがどのようにアカシアの葉を食べるのかを説明してくれています。


ウォーターバックの死骸。どのようにして死んで、どの動物に食べられたのかなどを説明してくれています。


こんな感じで、草原の中を1-2時間ほど歩きます。満足するまで歩いたら、車に迎えに来てもらいます。

いろんな動物を間近に見ながら、草原の中を歩きましたが、そこら辺が糞だらけでした。動物の密集度が高い証ですし、自ら好んで動物の後を追っているので仕方ないのですが、きれい好きの私はこの後この靴をどうしようかいろいろ考えました。キリン、シマウマ、バッファローなど皆、糞の形が違うことが分かりました。

ムブロ立公園の活動 ナイト・ゲーム・ドライブ

今日、紹介するのは、ナイト・ゲーム・ドライブです。私自身がナイト・ゲーム・ドライブに参加するのは、今回が初めてではないのですが、初めてナイト・ゲーム・ドライブの感想は強く憶えています。日中に見たレイヨウ類、バッファロー、キリン、ゾウ、ライオンが夜も皆起きて何らかの活動をしていて、フクロウ、陸に上がったカバ、ウサギ、マングースなど日中には見ることができない動物を見かけたり、日中と比べて圧倒的に静かなので、車のエンジンを切ると遠くから姿は見えない動物の鳴き声が聞こえたり、今まで自分が見てきた動物は日中という限定された側面で、動物たちにはこんな世界があったんだと、その時強く感じました。

さて、今回のムブロ湖国立公園でのナイト・ゲーム・ドライブでは、レオパードとキリンを見たいというのが私の個人的な願いでした。ムブロ湖国立公園はナイト・ゲーム・ドライブでレオパードが見られる可能性が高いと言われていて、実際に弊社のお客様も何度も見ていらっしゃって、公園専属のガイドもレオパードが見られる場所を把握していると聞いていたので、おそらく見られるだろうと思っていましたが、見られませんでした。残念でした。因みに、キリンも見られませんでした。ただ、多くの動物を見ることができたので、一つずつ紹介します。


シマウマです。皆夜も起きています。
和名:サバンナシマウマ 英名:Plains zebra 学名:Equus quagga


こちらもシマウマ。とにかくシマウマはたくさん出てきたので、帰りはシマウマを見付けても車を止めないようお願いしたくらいでした。


エランド。世界最大のレイヨウ類です。
和名:エランド 英名:Common eland 学名:Taurotragus oryx


こちらはトピです。
和名:トピ 英名:Topi 学名:Damaliscus lunatus jimela


イボイノシシ。
和名: 英名:Common warthog 学名:Phacochoerus africanus


カバ
和名:カバ 英名:Hippopotamus 学名:Hippopotamus amphibius


バッファロー
和名:アフリカスイギュウ 英名:African buffalo 学名:Syncerus caffer


ミミズク
和名:クロワシミミズク  英名:Verreaux’s eagle-owl 学名:Ketupa lactea

夜間、気温が下がる中、屋根と窓を開けて車を走らせますので、暖かい服をご準備の上ご参加ください。

ムブロ湖国立公園の活動 乗馬サファリ

ムブロ湖国立公園でしか体験できない活動の一つが、乗馬サファリです。馬の背に乗って、サバンナを移動し、野生動物を探します。このサービスを提供しているのは、同国立公園にあるミヒンゴ・ロッジです。他のロッジの宿泊客も乗馬サファリに参加可能ですが、ミヒンゴ・ロッジの宿泊客に優先的にサービスを提供するので、確実に乗馬サファリに参加されたい方は、このロッジに宿泊されることをお勧めします。

この乗馬サファリは、未経験者でも参加可能で、基本的には先導してくれる馬がいて、場合によっては、馬の手綱を持ってくれる人も同行してくれます。ただ、体重制限があり、この乗馬サファリに参加できるのは体重が100キロ以下の方のみです。


ガイドさんの乗っている馬はポニーの混種でやや小さめの馬で、私が乗った馬はサラブレッドとの混種でサラブレッドよりやや体が大きいとのことでした。


足を置く鐙から靴が抜けなくなることがあるため、登山靴など大きめのブーツはお勧めしないとのことでした。


水平がずれてしまいましたが、こんな感じで草原の中を馬に乗って移動します。


シマウマを発見しました。近付きます。


ガイドに少し先まで行ってもらいました。


シマウマがこちらを見ていますが、車中から見る時とはなんかシマウマの感じが違うように思いました。


厩舎に戻る前にまたシマウマが出てきました。この日見られたのは、シマウマ、イボイノシシ、家畜のアンコレ牛でした。

乗馬サファリに参加してみての感想ですが、馬に乗ってサバンナを歩くだけでも十分楽しく、動物が出てくると尚更楽しいというところでした。50代のおじさんでもこれだけ楽しめたので、若い方や特にお子さんであれば、もっと楽しむことができるだろうと思いました。

ムブロ湖国立公園の紹介

カンパラから最も近い国立公園であるムブロ湖国立公園に行ってきました。前回に行ったのは、10年以上前でまだこの国立公園の人気が高まる前だったのですが、今回行ってみて、なぜ近年この国立公園が人気なのかがよく分かりました。

さて、ムブロ湖国立公園の特徴ですが、カンパラから約250キロ南西に位置し、カンパラ周辺での渋滞がなければ、片道4時間ほどで手軽に行けることです。また、ゴリラの生息するブウィンディとムガヒンガ国立公園、クイーン・エリザベス国立公園に行く道中にあるので、往復のどちらかで立ち寄ることもできます。

面積は370km2と他の国立公園と比べても小さめです。公園内の移動が短くて済むというのは利便性とも考えられます。ただ、ケニアのナクル湖国立公園の面積が188km2なので、その2倍とそれなりの広さがあります。

ライオンやゾウがいないためか、以前は素通りされてしまうことが多かったムブロ湖国立公園ですが、2015年にマーチソン滝国立公園から15頭のキリンを移住させた頃から、人気が出始め、それに伴い公園周辺の宿泊施設も増えました。2024年の時点で、キリンの頭数は100頭まで増えており、他にも、シマウマ、エランド、インパラ、ウォーターバック、トピ、バッファロー、レオパード、ハイエナ、カバなどが生息し、野鳥に関しては350種類が記録されています。

あと、この国立公園の人気の理由は、他の国立公園では体験できない活動にあります。乗馬サファリ、ナイト・ゲーム・ドライブ、ネーチャー・ウォークなどの活動を、次回から一つずつ写真付きで紹介いたします。