車の揺れ対策 前編

アフリカを旅行された方からよく聞くのが、予想以上に陸路での長距離移動が体力的に大変だったという点です。日本の道路と違い、路面の状況が悪く、車が揺れることが理由ですが、国立公園内の未舗装路の道路ではなおさらです。

当地では、悪路での車の揺れをアフリカン・マッサージなどと冗談を言うことがありますが、実際には車の揺れに耐える体幹トレーニングです。いくつか対策を書いてみます。

1.シートベルトを着用する。
事故の際に体が飛び出さないためのシートベルトですが、多少なり座席に体を固定してくれるので、体の揺れを軽減することができます。揺れの蓄積という意味では、長距離移動の移動の際にシートベルトを着用するのは効果的です。
- ウガンダの法律では後部座席でもシートベルトの着用が義務づけられています。乗員がシートベルトを着用しない場合は、運転手に罰金が課せられます。

2.こまめに休む
飛行機や電車と違って、車は大体どこでも止めることができるので、疲れてきたら車を止めて、休みましょう。時折、体を伸ばして、疲れを蓄積させないこと大切です。運転手にも、長距離移動の場合は、2-3時間おきに車を止めて、休憩するように指示しておりますが、それ以外でも、疲れてきたら、休憩したい旨を運転手にお伝えください。

3.悪路では、上体を背もたれから浮かせる
シートベルトで体を座席に固定することの短所は、国立公園内の未舗装路などで車が大きく揺れた際に、体も大きく揺れてしまう点です。悪路で大きく車が揺れる時は、背もたれから背中を浮かして、揺れから上半身を解放させると、楽になります。

4.ストレッチ
車内でもエコノミークラス症候群と同じ症状が発生するので、車内でのストレッチも有効です。

5.座席を選ぶ
車種にもよりますが、多くの車では、最後列の座席が一番大きく揺れます。また、前輪、後輪ともにタイヤの真上に上に座席も揺れが大きめです。揺れに弱い方は、タイヤの真上でない座席、また前輪と後輪の間の真ん中付近の座席をお勧めします。

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